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豊臣秀吉書状

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(天正11年)閏正月14日付。宮木豊盛宛。

閏正月とあるので、天正十一年の書状。秀吉は、信長死後、天下統一の野望を抱き、一時も油断できない時であった。そのような時の書状。
「蒲忠三」とは、蒲生忠三郎のことで蒲生氏郷のことと。「池勝」とは、池田勝三郎こと恒興のことであろう。懸組とあるので戦をしかけたのであろうか。 宮木長次郎に両者の取り成しを頼んでいる書状と思える。
ただ、この時に、この様な事態が起こったことは、どの資料にも記載なく新出資料と考える。大変貴重な文書である。

宛名の宮木長次郎は、豊盛と称し、後に秀吉から豊後日田の代官に任じられる。

函書は森銃三氏。


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豊臣秀吉書状

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